素材や生産国の情報が記されている洋服のタグ。
ユニクロのタグには、それ以外にも服の管理に役立つ情報が隠されていることが分かりました。
タグの見方を紹介します。
疑問を持つキッカケ
いつものように、セール品のラックをのぞいて掘り出し物を探し回っていました。
春夏にピッタリの爽やかな色合いのデニムを発見。
店内を見渡すと、同じ商品名で定価販売されているものがある。
セール品にはキズやシミがついていたり、裾上げ処理がされたワケありというわけでもない。
それなのにどうして割引きされているのだろう?と思ったことが調べるキッカケとなりました。
タグの種類
1.シールタイプ
ビニールパッケージの表面に貼りつけられています。
エアリズム、ヒートテックなどが該当します。
2.紙タイプ
紐を通して吊り下げられていたり、ボトムスの腰付近に固定されています。
3.縫い付けタイプ
素材の構成比等が記されていて、製品に縫い付けられています。
「1.シールタイプ」と「2.紙タイプ」は、着用時に切り離されて捨てられてしまいますが、洗濯された後も残るのはこのタグです。
タグの見方
まず、自分が持っているユニクロ製品を手元に用意し、「3.縫い付けタイプ」のタグを確認してください。
次にタグの中で注目するポイントは、
9ケタの数字 + ()で囲まれた4ケタの数字 です。
こちらの画像を例に解説していきます。
タグには、『221-400549(73-01)』と書かれています。
これらの数字は大きく4つのブロックに区切られます。
Aブロック:221
Bブロック:400549
Cブロック:73
Dブロック:01
左から順番に見ていきましょう。
Aブロック:部門
1桁目では、この服がメンズ用、ウィメンズ用、キッズ・ベビー用のどれなのかが分かります。
1→キッズ・ベビー
2→ウィメンズ
3→メンズ
2桁目は、洋服の分類をあらわします。
1→アウター
2→パンツ
3→インナー
3桁目は、調査中です。
つまり「221」は、ウィメンズ用のパンツということです。
Bブロック:商品番号
いわゆる型番。
大量にある製品の中から特定するために必要な番号です。
ユニクロの公式オンライストアーのURL末尾に入力すると、商品ページにジャンプすることができます。
<記入例>
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/商品番号
例の場合、「400549」が商品番号となるので、URLは下記のようになります。
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400549
※ジャンプ先:レギンスパンツ(丈標準73cm)
価格チェック、サイズやカラーバリエーションの確認に便利です。
あまりにも古すぎる商品だと、検索結果に表示されない場合があります。
Cブロック:製造年・シーズン
()内の数字1桁目は、製造した年です。
201X年のX部分にあてはまります。
()内の数字2桁目は、どの季節で着用できる服かを表します。
1→春物
2→夏物
3→秋物
4→冬物
9→オールシーズン
「73」は、2017年に作られた秋物衣料ということです。
Dブロック:不明
調査中です。
メリット
処分する時期の目安になる
買った時期なんて覚えていられませんよね。
それに見た目がキレイだと、つい何年も着続けてしまいます。製造年の見方を覚えておけば、着用年数が分かるので捨て時が把握できます。
買い物が楽しくなる
家族が熱中して買い物をしているなか、ぽつんと椅子に腰掛けて退屈しのぎをしていませんか?
これを覚えれば時間つぶしになるだけではなく、店舗の売れ行きや世の中の流行を感じとれるので楽しくなりますよ。
以上、断捨離のタイミングの見極めに活かしたり、買い物の時間つぶしになれば幸いです。