郵便局の取り戻し請求は電話でできる?料金・返送日数・やり方を解説



うっかり荷物の中身を入れ間違えたことに気が付かず、荷物を発送してしまった経験はありませんか?誤った荷物を送ることは信頼の喪失につながりかねません。

郵便局には「取戻し請求」という便利なサービスがあります。
これは発送した荷物の配達を中止して、送り主の手元に返却できるサービスです。
いざという時のために覚えておきましょう。

 



取り戻し請求は郵便局の窓口でできる

「取戻し請求」とは、郵便ポストに投函した郵便物や、窓口から差し出した郵便物を受取人に配達させず、差出人に返還させるための手続きのことです。

盗難防止のため、手続きには「本人確認」と「請求書の記入」が必須です。郵便物を投函した郵便ポストの前で回収員を待ったり、お客様サポートセンターなどに電話連絡をしても、最終的に郵便局の窓口まで出向くように案内されます。

手続きは営業時間中の郵便局であれば全国どこからでもおこなえます。以下の本人確認できる書類を持って、最寄りの郵便局・ゆうゆう窓口に向かいましょう。

<郵便局をさがす – 日本郵便>

 

《本人確認書類》

いずれか1点(氏名の記載があり、かつ、郵便物・荷物を受け取る際に有効なものに限る)

  • 運転免許証等
  • マイナンバーカード(個人番号カードとみなされる写真付き住民基本台帳カードを含む)
  • 旅券(パスポート)
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 外国人登録証明書(在留の資格が特別永住者のものに限る)
  • 官公庁や特殊法人等が発行した身分証明書で写真付きのもの
  • その他

 

取り戻し請求にかかる料金は最大580円

取り戻し請求には取り戻し請求手数料がかかります。

支払いには現金と切手を利用できます。取り戻しに失敗した場合の取り戻し請求手数料や発送料は返金されません。

取り戻し請求手数料は3パターンあります。

 

《取り戻し請求手数料》

  1. 配達担当の郵便局以外で請求する場合:580円
  2. 配達担当の郵便局で請求する場合:420円
  3. ゆうパック:無料

 

配達担当の郵便局は、次の方法で調べることができます。

 

《配達担当の郵便局の調べ方》

  1. 郵便物のお問い合わせ番号が分かる場合
    郵便追跡サービス – 日本郵便」の検索結果から調べることができます。
    配達担当の郵便局を調べる方法1|お問い合わせ番号が分かる場合
  2. 郵便物のお問い合わせ番号が分からない場合
    送付先の郵便番号や住所をゆうゆう窓口・集荷に関する連絡先を調べる – 日本郵便」で検索して調べることができます。

 

取り戻し請求書の書き方

郵便局窓口のスタッフに取り戻し請求をしたいことを伝えると「取り戻し請求書」という用紙を手渡されます。
取り戻し請求の成功率を高めるためにも、差し出した郵便物の情報は詳しく記入しましょう。

 

《記入項目》

  • 郵便物を差し出した日付、時間、場所
    郵便ポストに投函した場合は、ポストの横に書いてある「ポスト番号」を書きましょう。
  • 郵便物の種類
    郵便物の特徴を書きましょう。(クリックポスト、●●円切手付きの茶封筒など)

  • 送付先の住所、氏名
  • 差出人の住所、氏名、電話番号
  • お問い合わせ番号
  • 請求事項
    取り戻し請求した郵便物をどう扱うか希望を書きましょう。(例:「取り戻し請求をした郵便局で受け取る」「差出人の住所へ発送する」「返送先住所を指定する」など)

 

取り戻し請求した郵便物の返却日数は最短2日

実際に郵便物の取り戻し請求した結果、最短で2日後に返還されました。

  • 差し出し地:東京都
  • 送り先:埼玉県
  • 郵便物の発送日:2020年2月10日
  • 取り戻し請求の申込日:2020年2月10日
  • 取り戻し請求の成功日:2020年2月11日
  • 取り戻し請求した郵便物の到着日:2020年2月12日

取り戻し請求した郵便物が実際に返却されるまでにかかる日数

 

取り戻し請求の成功率を高める方法

取り戻し請求書を詳しく書く以上に、取り戻し請求を済ませるタイミングが重要です。なぜなら、郵便物の配達にかかる日数は最短で翌日だからです。

宛先が送り主と同じ県内のように近い場所ならば差し出した当日中がマストです。他県の場合でも差し出した翌日の午前中には終わらせるようにしましょう。

国際郵便物については、国外に出てしまったら取り戻すことはできません。

 

まとめ

取り戻し請求は誤った郵便物の配達を中止してくれる便利なサービスです。しかし、必要のない手間・費用が発生するだけではなく、取り戻し請求自体が失敗するリスクもあります。

しっかりと郵便物の宛先や中身を確認し、間違いがないように発送作業は注意しておこないたいものです。

最後に大切なポイントをまとめます。

  • 取り戻し請求ができるのは郵便局の窓口限定(電話対応は受け付けていないし、郵便ポストの前での返却も不可能)
  • 取り戻し請求の手続きは発送した当日中に終わらせるのがベスト
  • 取り戻し請求手数料として480円または580円が発生する
  • 取り戻し請求に失敗した場合でも取り戻し請求手数料や運賃は返還されない
  • 国際郵便が取り戻せるのは郵便物が国内にある場合に限る
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