「やさしい味」という商品説明を見たとき、あなたはどんなことを連想します?
うすい味つけのこと。
無添加であること。
このようなことを思い浮かべるのではないでしょうか。
“薄味だから、無添加だからおいしい”
おいしさの理由はそこだけではないのだと気づかされた食べ物があります。
そう思えた食べ物を紹介します。
高橋徳治商店について
主にコープ(生活共同組会)や、自社通販で練り物製品を販売しています。
2011年、東日本大震災の津波で宮城県石巻にある工場が全壊。
社員全員を解雇という苦しい状況を経て、製造再開を果たしました。
おとうふ揚げについて
震災後、復活第1号商品
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おとうふ揚げ175g(5個) |
この商品は震災前より販売されていました。
しかし、震災前の味を超えようと試作を重ね、時には1000kgもの原材料を廃棄したこともあります。
この一切妥協しない味づくりは、復興を支えてくれる人たちに恩返しするためでした。
高橋英雄社長がよく語る言葉に「マデイに(=真手に)」があります。
これは丁寧に心を込めて、両手を添えるように相手のことを考えるということ。
そうして商品化された練り物を初めて食べた時、気持ちがホッとしました。それは不安でたまらない時にぎゅっと抱きしめてもらったような安心感に似ています。
口にしたときに生産者の想いを感じとれると、心が安心することを実感しました。「優しい味」を、ぜひ一度体感してみてください。